大好きな人から別れを告げられたら、すぐには受け入れられないものだ。
なぜこうなったのか、私の何がいけなかったのか、今ならまだやり直せるのではないか?
そんな思いが頭の中をかけめぐり、パニックになってしまう。
別れたくないと彼に取りすがったり、話し合いたいと懇願したりしてしまった人も多いのではないだろうか。
しかし残酷ではあるが、恋愛はどちらかに気持ちがなくなったらその時点でもう終わりなのだ。
結婚していたならともかく、ただ付き合っているだけなら話し合う義理もないし、ラインで一方的に別れを告げられてもそれも仕方ないことなのだ。
というより、ほとんどの場合が一方的に別れを告げられるパターンではないだろうか。
だから振られた方は、何とか話し合いたいと思う。
話し合ったら何か変わるんじゃないか。またやり直せるんじゃないか。そもそも話し合いもせずに一方的に別れるなんて納得できない。
そう思ってしまう。
しかし、今の時点でははっきり言って何を言っても効果はない。
向こうにとっては「好きじゃなくなった」というだけで、別れる理由としては十分だからだ。
逆の立場だったらどうかで考えてみてほしい。
あなたに好きという気持ちがなくなった状態で、いくら相手から話し合いたいとかやり直したいとか言われても、少なくとも今の時点ではその気にはならないだろう。
むしろ、鬱陶しくさえ感じるのではないか。
復縁したくて焦る気持ちはあるにせよ、今は一旦離れるしかない。
いわゆる冷却期間というものだ。
別れる時に取り乱したり感情的になってしまった時はなおさら、お互い距離を置いて気持ちを落ち着かせるこの期間は重要になる。
しかし、復縁を望むなら、ただ距離を置いて時間がたつのを待てばいいというわけではない。
少なくとも彼は以前のあなたに対して気持ちがなくたったから別れを選んだわけだ。
それならばやるべきことはただ一つ。
彼にもう一度好きになってもらえるよう、以前のあなたよりもっと魅力的なあなたになることだ。
ジムやヨガでボディメイクしたり、習い事や新しいことを始めてみたり、髪型やファッションを変えてイメチェンしてみたり。
彼に向けていたエネルギーを全て、自分磨きに使おう。
別れた時よりも魅力的になって、彼がいなくても生き生きと自分の人生を楽しんでいるあなたを見たら、彼はハッとするだろうし、やり直したいと思うかもしれない。
もし彼と復縁が叶わなかったとしても、そんな魅力的になったあなたの前にはもっと素敵な別の誰かが現れる。
以前よりさらに素敵になったあなたの方が、もう彼のことはどうでもよくなることもある。
素敵になったあなたには、ふさわしい素敵な人が現れる。
それは彼かもしれないし、もっと素敵な人かもしれない。
彼以上にいい人はいないというのは、思い込みなのだ。
だから、彼だけに執着せずに、あなたはあなたをよくすることだけを考えてほしい。
そうすれば、復縁にしても新しい出会いにしても、あなたにとって一番幸せになれる相手が現れるから。